平成12年度シンポジウム開催記録


 

日本分類学会・日本行動計量学会 共催シンポジウム

テキスト型データ等の取得から活用まで

日時: 2000年12月8日(金) 13:00〜17:30
場所: 統計数理研究所 講堂
(東京都港区南麻布4-6-7)

シンポジウムの趣旨

 我々が研究やビジネスで通常扱う情報源の中には,文章など,そのままでは数値データとして処理が困難な形式で表現されているものがかなりの割合で存在すると考えられます。このようなデータの重要性については従来から指摘されていましたが,
   どのようにして取得するのか
   どのようにして解析するのか
   どのようにして評価するのか
に関して,決定的な方法が確立しておらず,担当者の経験や勘に依存した個別的な対応で済まされている場合も少なくないと思われます。特に,近年ではデータの電子化が容易になり,より多量のデータを比較的短時間で収集可能になってきました。これはテキスト型データも例外ではありません。このような状況下で,テキスト型データや曖昧さを含むデータ等を収集し解析・評価する方法について,我々の知識を見直す必要が生じていると言えます。
 そこで,より一層の研究活動を促進するために,上記のようなデータをどのように取得して活用していくかをテーマとした本シンポジウムを,二学会の共催により開催します。会員各位およびこの分野に関心をお持ちの方々の積極的な参加をお待ちします(会員以外の方でも参加頂けます)。

参加要領:

参加費(含資料代) 

日本分類学会または日本行動計量学会の会員 1,000円
上記両学会の非会員 2,000円

参加申し込み

参加を希望される場合,下記宛 Fax または e-mail にて事前にお申し込み下さい。予約なしの当日参加も受け付けますが,資料集を受け取れない場合があります。
  申込先: 統計数理研究所 前田忠彦 
        e-mail: maeda@ism.ac.jp, Fax:03-5421-8796(宛名明記のこと)

その他

翌12月9日(土)同会場にて,日本分類学会第17回研究報告会が開催されます。こちらへも合わせて参加をお誘い申し上げます。シンポジウムに参加された方には,研究報告会参加費の割引があります。同研究報告会については,日本分類学会のWeb Page(http://wwwsoc.nii.ac.jp/jcs/)をご参照下さい。

照会先:

日本分類学会幹事長 今泉 忠 または 日本行動計量学会運営委員 前田忠彦
e-mail:  imaizumi@oak.timis.ac.jp e-mail:  maeda@ism.ac.jp
Fax: 042-337-7103 Fax : 03-5421-8796
学会Web: http://wwwsoc.nii.ac.jp/jcs/ 学会Web: http://wwwsoc.nii.ac.jp/bsj/

注:

日本行動計量学会としては,第68回行動計量シンポジウムとなります。
会場へは,地下鉄日比谷線広尾駅下車徒歩7分,地図はhttp://www.ism.ac.jp/ 参照。


プログラム

第 I 部.テキスト型データの収集と分析(13:00〜15:00)
司会:前田 忠彦(統計数理研究所)
○話題提供
1.柳原良造 ((株)マーケッティング・サービス) 13:00〜13:45
「テキスト型データの重要化とその収集法」
2.吉村 宰 (岡山大学教育学部) 13:45〜14:30
「WEB上で取得された自由回答型データの特徴抽出の試み 〜ビール・発泡酒に対する自由連想データの解析を通して見えたもの〜」
○コメント1 14:30〜14:45
コメンテータ 大隅 昇(統計数理研究所)
○質疑・フロアディスカッション 14:45〜15:00
休憩(15:00〜15:15)
第 II 部.言語的データ・曖昧さを持つデータの収集と活用(15:15〜17:30)
司会:今泉 忠(多摩大学経営情報学部)
○話題提供
3.高橋和子 (敬愛大学国際学部) 15:15〜16:00
「自由回答データの分析 〜格フレームによる産業・職業コーディング自動化システムを中心として〜」
4.吉川 歩 (岡山大学教育学部) 16:00〜16:45
「Webを利用したファジィデータの取得とその分析・活用」
○コメント2 16:45〜17:00
コメンテータ 前田 忠彦(統計数理研究所)
○質疑・フロアディスカッション/総括 17:00〜17:30